【初心者向け】劣後債のメリット・デメリット5選!リスクを紹介

将来使うために貯めたお金があるけど10年は使う予定はない、だけど定期預金は利回りが低いからもう少し利回りのよい商品で安全に運用したい、というお金ってありますよね。

その運用方法の1つとして「劣後債」があります。

劣後債は社債の1つなので、倒産リスクがあったり、外貨建劣後債なら為替変動リスクはありますが、定期預金や普通社債よりも高いリターンで運用することができるメリットがあります。

余裕資金500万円以上、期間10年程使う予定のない資金について運用方法を検討される方は1つの選択肢としてご検討されてはいかがでしょうか。

このブログで分かること

● 劣後債のメリット・デメリットが分かる

● 劣後債の始め方が分かる

劣後債は普通社債より利回りの良い社債

劣後債は簡単に言うと、社債だけれども、倒産時の返済順位が低い分、普通社債より利回りが高い社債です。

劣後債について楽天証券のサイトではこう書かれています。

劣後債とは、企業が発行する社債の一種で、デフォルト時の元利金の支払い順位が一般債務よりも低い債券のことです。
発行体が倒産した場合の残余資産の分配において、優先債務の全てが弁済されるまで当該債券に対する分配が行われない仕組みとなっています。
一方、その特約が付いていることにより、利回りが発行体の通常の債券よりも高く設定されます。
一般無担保社債と弁済順位が最も低い株式との中間的性格を持っています。

▼楽天証券(劣後債説明ページ)

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/special/subordinated_bond/

劣後債の使い方

劣後債は社債の1つです。返済期間が決まっているので、途中解約すると元本割れする可能性があります。

よって、劣後債に運用する資金は、余裕資金、もしくは使用予定はあるが10年後に使う予定なので、それまで安全に運用したい資金に向いていると思います。

例えば、住宅ローンや車のローン等での頭金で必ずに使う予定のある資金だけど、元本はできるだけ減らしたくない、でも定期預金は利回り低いから嫌だ、それならリスクの低い債券で、且つ、比較的利回りがあるものがいいな、と考えている方にお勧めです

これまで主に富裕層向けに扱っていた商品ですが、最近は500万円の少額(?)から購入できるようになっています。

低金利時代に加えて資産運用情報が取れるようになってきた影響もあり、富裕層以外も目にするようになってきたと考えています。

私の使い方と購入商品

私も実際、劣後債を購入してかれこれ1年程度経ちます。

私の場合は住宅購入用の頭金2000万円のうちの500万円を運用しています。住宅ローン減税が終わる13年後まで使用予定がないので、それまでの運用として選択しました。

購入商品はソフトバンクグループの円建て劣後債「第5回ソフトバンクグループ株式会社無担保社債 利率2.75%(税引前)、期間35年(最短約5年)」というものです。

外貨建ても検討しましたが、為替変動リスクがありますので円建てを選択しました。

▼第5回ソフトバンクグループ株式会社無担保社債(SBI証券)

https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/WPLETmgR001Control?OutSide=on&getFlg=on&burl=search_bond&cat1=bond&cat2=japan&dir=japan&file=comment/bond_japan_9984hb05_01.html&_scpr=intpr%3D210519_bond_marckettop_cbn:9984.5.17_tlink_01

劣後債のメリット、デメリット

メリット

1)普通社債よりも利回りが高い

同じ社債で運用するのであれば普通社債よりも高い劣後債のようが利回りは良くなります。これが最大のメリットです。

デメリット

1)倒産リスク 

社債なので1社集中投資となるため、会社が倒産した際、返済順位が遅い(劣後している)ので資金が戻ってこない可能性があります。

2)運用資金が高額

500万円もしくは1000万円とまとまった高額資金が必要です。

3)外国劣後債の場合は為替リスクが伴う

償還される際、円換算した場合に目減りする可能性があります。逆に増える可能性もあります。

4)分散投資にならない

社債なので1社集中投資となり、債券の投資信託のような分散投資にはなりません。

劣後債を始める際のポイント

デメリットで紹介した通り、1社集中投資であるため倒産リスクが伴います。よって、商品は会社の経営状況を考慮した上で選択する必要があります。つまり、私達のような一般人が購入の際に検討することは、

①会社選択はS&Pなどの格付ランクを参考にすること

②購入する際にIFA(※うしろに説明)などと相談すること

③あとはこの会社が倒産したら仕方ない、と思って購入すること

かと思います。

※IFA 簡単に言うと、金融に関してアドバイスすることを仕事にしている人のことです。

IFAは“Independent Financial Advisor”の略で、「独立系ファイナンシャルアドバイザー」とも呼ばれる、金融アドバイザーの業態の一種です。
その大きな特徴は、既存の金融機関から独立した経営方針の下、中立的な立場で顧客の立場に立った金融アドバイスができる事業形態にあります。

(参照元;IFAナビ)

▼IFAナビリンク

https://www.a-ifa.jp/about/about-ifa.html

劣後債の購入方法、始め方

証券会社から個人で申し込む方法と、私のようにIFAにやってもらう方法があります。

私はIFAに相談してSBI証券から申し込んで始めましたのでそちらをメインで紹介します。

個人で証券会社から申し込む

楽天証券やSBI証券などのネット証券会社の債券ページから申し込めるようですが、やったことがないのでここでは割愛します。

IFAに相談して申し込む

私の場合、資産運用コミュニティでご紹介頂いたIFAへ相談して、最終的にはSBI証券にて、「第5回ソフトバンクグループ株式会社無担保社債 利率2.75%(税引前)」を500万円購入しました。

購入までの大まかな流れは下記の通りで、IFAと話しながらやっていくので簡単にできました。

私がやりとりした会社は最後にリンクしておきますので参考にしてください。

購入方法

1.IFAに劣後債の購入希望内容を伝える

  ・円建て・外貨建てなのか、予算はどれくらいか

2.IFAが希望内容に合わせて商品を紹介、購入商品を決める

  ・商品を一覧表で提案してくれます。断るも当然有りです

3.証券口座を開設していない人は開設する

  ・私の場合は、SBI証券を持っていたのでそこで申し込みました

4.購入手続き

  ・証券口座に必要金額を入れ、あとはIFAが申し込んでくれます

まとめ

劣後債はこれまで主に富裕層向け商品として扱っていたようですが、現在は会社員も買える身近な商品になってきたと感じています。

どちらかというと富裕層の資産を守る側の資産運用に位置しています。ポートフォリオ(金融商品の組み合わせ)の1つとして考えてみてはいかがでしょうか?

富裕層の資産運用を学ぶべし! 

言わずもがな、最終的な投資決定はご自身の判断でなさるよう、個人責任でお願い致します。

以下、関連リンクです

私が劣後債購入の際にアドバイス頂いた会社です。富裕層向けの資産運用会社ですが、私のような普通の会社員でもセミナーやコミュニティに参加することで相手してもらうことができました(笑)。

個別相談もできるので安心してを購入できます。

▼WELTH PARTNERリンク

WELTH PARTNER代表の世古口さんは本も出版されています。

金融資産(株式・債券)と不動産等の実物資産のハイブリッド投資法に興味のある方はオススメです。

▼世古口さんの出版本「貯金ができない私でも、1億円貯まる方法を教えてください」

https://books.rakuten.co.jp/rb/16624070/

劣後債は個人で楽天証券や SBI 証券でも購入できるようです。

▼楽天証券(外国債券リンク)

https://www.rakuten-sec.co.jp/web/bond/foreignbond/

▼SBI証券(債券リンク)

https://site0.sbisec.co.jp/marble/bond/top.do?

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