自分の子どもに資産運用のやり方を教えたい、どう教えたら良いか?
そんな人のための本です。
著者のたぱぞうさんはブログとYoutubeで米国株投資、不動産等、幅広く資産運用について発信され、月間100万PVを誇る方です。
私もたぱぞうさんのブログで資産運用を勉強させて頂きました。
40代にして資産1億円を達成したたぱぞうさんは、一体、子どもに何をどのように教えているか、気になりますよね。
本書は子どもに限らず、独身20代からどなたが読んでも役立つ情報です。
子どもに何を教えているか
億万長者への近道は時間をかけること。少額で良いので、若いうちから貯金・投資を継続していくこと、を教えています。
まずは、親が実践してやってみせる。そして子どもに同じことをやってもらう。
これに尽きると読みました。
具体的には、自分たちが給料の20%を貯金し、ボーナスの50%を貯金することを実践し、子どもに対しては「お小遣いは20%貯金、お年玉は50%貯金」を実践できるようにさせていく
ということです。
本書のハイライト
自分なりのハイライトです。
●いつも渡すお小遣いの2割は貯金する、お年玉の半分を貯金する、といった習慣をつけさせる
●最初は大きな金額でなくても良いのですまずは貯めるという習慣を作ることが大事
●まずは親が実践してそしてそのプロセスをお子さんに伝えていく
この習慣を付けさせることが、将来子どもが大人になった時、投資積立てをやっていく土台になると思いました。
どうやらせるかは上記のとおり、大人がやって見せる、ですね。
心に残った文章
本書の中で印象に残った文章を自分なりにピックアップし、一部感想を述べています。
●億万長者への近道は時間をかけること
うむうむ、いつもたぱぞうさんが仰っていることですね。
●見栄をなくせば必要以上にお金を使わなくなるからお金が手元に残る
なかなかできないことです。
●お金は減価するもの。日本の銀行にお金を預けてもほとんど増えない。それどころか減る。
ここは貯金派の人は意外と分かっていないところですね。年間インフレ2%以上増えないと目減りしていることを早く認識すれば、投資することの必要性は分かるはず。
●住信 SBI ネット銀行は目的別口座を使用したサービスがあり、いろんな目的の資金を一人の名義内で分けて管理できる
これは知りませんでした。早速作りたいですね。
●絶対額を決めるのではなく、収入に対する割る割合を決める。まずは手取り収入の2割を貯めるように。一方、収入の2割は貯めることができないのであれば出て行ってしまっているお金の支出についてその性格を把握すべき。
●節約して貯蓄したお金を銀行預金を含めた投資用の口座に入金し続けるこの入金サイクルを回し続けることが大切。
配当金を投資用口座に入れて金額をわかるようにしておくと張り合いがでますよね。
●奨学金の支給を受ける学生自身が奨学金の申し込みをした場合の方が返済の延滞が少なく、申し込む前から返済に関して知っていた人の割合が多い。
正直、私も奨学金をしていましたが、返済金額がどれくらいになるか考えていませんでした。でも400万円ちゃんと返しました。
●2016年の調査結果によると日本人が学業以外で勉強する時間は平均で1日6分、勉強している人だけを抽出しても一週間で約35分、1日20分に満たない。裏を返せば学生時代だけでなく就職してからも継続して学び続けることでインプットを増やすことは他の人との能力差を作ることになり結果的に稼げる力がつく。
これは知りませんでした。1日30分でも勉強すれば相当差がつきますね。これからでも遅くない、やりましょう!
●投資は余ったお金でやろうということ、余ってる金を作ることが投資を始める環境をつくることです。
共感できます。無理しすぎて夜寝れないになるような投資は絶対してはいけない。自分のリスク許容範囲に合わせて投資するべし。
●米ドル建て資産をもてば、資産を増やす効果ではなく資産を守る効果も期待できる
最近感じることです。円安になる前にもっとドル資産を増やしておけばと思いました。これからでも遅くないのでFXでレバレッジかけず(×1倍)で低コストにドルを購入し、スワップだけでも利益が得られるようにします。
●自分が住む住宅を購入するのも投資の一つの形。売却を視野に入れて住む
考え方次第ですが、私は売却を想定して考えてなかったので、資産価値が比較的低い一軒家を購入しました。今思えばもう少し都心の物件を購入すれば良かったかなと思っています。
●減価償却の考え方
<ケース1>250万の車を購入して10年後に50万円で売却
<ケース2>1000万円の高級車を購入して10年後に800万円で売却する
ケース2の方が得をする。
庶民では分かっていてもできないところですよね。でも、この考え方は非常に重要ですので頭に入れておきます。
●1億円の金融資産を作って運用し、毎年3%の配当金と分配金を得られるようになると働かなくても年収は300万円になる。
今、ここを目指して資産運用しています。私の場合、不動産を含めて年間フリーキャッシュフロー300万円を目指します。
●金利が上昇すると株価が下落するというメカニズムは、
金利が上昇 →借入金利が上昇 →借入を控えて設備投資と住宅購入などが不活発 →景気が悪化 →株価が下落
なかなかこのメカニズムを人に説明することができなかったのですが、この文章でようやく説明できるようになりました。
●お金の知識や判断力が高い人の方が年収も金融資産も多いという結果。
まさに、金融リテラシー(=金融や経済に関する知識や判断力)の差が年収の差に繋がっているということですね。
逆を言えば、年収が低い人でも金融リテラシーを高めれば、年収が高くなっていくと思ってます。
まとめ
「投資はこうやっていくのだ!」という内容ではなく、概念的なところが多かったように思えます。
内容としては、いつものたぱぞうさんらしく非常に読みやすく、分かり易かったです。
たぱぞうさんの書籍は他にもあります。
投資信託、特に米国株投信を知りたい方は読んでみて下さい(下記にリンク参照下さい)。
以下、関連リンクです。
著者たぱぞうさんのYoutubeとブログです。
もともとブログをされていて、Youtubeも始められています。私はたぱぞうさんのブログを見て資産運用の勉強をしました。
▼たぱぞう投資大学(Youtube)
https://www.youtube.com/c/%E3%81%9F%E3%81%B1%E3%81%9E%E3%81%86%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%A4%A7%E5%AD%A6
▼たぱぞうの米国株投資(ブログ)
たぱぞうさんの著書です
▼たぱぞうさん著書(楽天ブックスリンク)
https://www.youtube.com/c/%E3%81%9F%E3%81%B1%E3%81%9E%E3%81%86%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%A4%A7%E5%AD%A6